通信管路設置のお願い
よくある質問
集合住宅向け回線提供方式
集合住宅内への回線のご提供については、主に4つの方式があります。
配線スペースの確保
通信管路(パイプシャフト)やEPSの配管は、電話用、TV用とは別にご準備いただくか、管路径に余裕をもたせるなどの設計をお願いします。
棟内ケーブルの構築
引込部と棟内の接続:
建物への引込管路と建物内の配管の間は、ケーブル類が接続しやすいよう配線盤設置箇所ほかの設計をお願いします。
途中階への配線盤設置:
光ファイバーケーブルを効率的に敷設するため、途中階にある端子盤(IDF)付近に配線盤を設置することがあります。
各住戸への配線:
各階の配線盤から各住戸まで光ファイバーケーブルを引込む場合、使用する管路に急峻な曲げが生じないよう設計・ 施工上の注意が必要です。
- *光ファイバーケーブルが折損することがあります。
01
各戸に光ファイバーケーブルを引込む方式
QTnet回線収容局に設置する伝送装置をマンション側に設置し、棟内に光ファイバーケーブルを引込みます。高速通信に対応できるため、世帯数が多いマンションなどに適しています。
ご提供範囲
QTnet伝送装置BOXまで:
QTnet
伝送装置からM/Cまでの光ファイバーケーブル:
QTnetまたはお客さま
M/C:
QTnet
M/CよりPC等まで:
お客さま
M/C:
Media Converter(回線終端装置)
光信号と電気信号を変換する装置
02
各戸に光ファイバーケーブルを引込む方式
QTnet回線収容局より各住戸に光ファイバーケーブルをそれぞれ引込みます。比較的世帯数の少ないマンション・アパートに適しています。
ご提供範囲
QTnet光成端箱まで:
QTnet
光成端箱からM/Cまでの光ファイバーケーブル:
QTnetまたはお客さま
M/C:
QTnet
M/CよりPC等まで:
お客さま
03
各戸にLANケーブルを引込む方式
QTnet伝送装置BOXまでは光ファイバーケーブルでご提供し、棟内はLANケーブル(カテゴリー5ケーブルなど)を配線します。
あらかじめお客さま側で棟内ネットワークを構築されている場合や、配管の都合により光ファイバーケーブルの配線が困難な場合に採用します。
ご提供範囲
QTnet伝送装置BOXまで:
QTnet
棟内LANケーブル:
QTnetまたはお客さま
LANコンセントよりPC等まで:
お客さま
04
各戸にVDSLを採用する方式
新たにQTnetケーブルが引込めない場合、既設の電話線を使用して回線を構築します。
ご提供範囲
QTnet伝送装置BOXまで:
QTnet
VDSL親機・子機:
QTnet
棟内電話線:
お客さま
VDSL子機よりPC等まで:
お客さま
VDSL:Very High Speed Digital Subscriber Line
電話線などを使用し、ADSLよりも高速な通信を実現する方式